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FEB 21 THURSDAY
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北海道・東北

THE SUIT COMPANY バイヤーズブログ

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2016 20 NOV
こんにちは。
ザ・スーツカンパニー メンズバイヤーの藤長です。
 
Begin別注企画バイヤーズブログもいよいよ最終回。
本日は取材最終日の様子をご紹介します。
 
最終日は大阪のバック工場を取材します。
何故バッグ工場か?
それは、今回コート用で依頼している
LIMONTA ×KOMATSUの最強素材を使ったバックを依頼しているから!
MADE IN JAPANのバッグ
なんて贅沢な・・・!
 
早速、伊丹空港から東大阪へやって来ました。
 
東大阪に似合わない?
おしゃれなビル。

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一階には店舗と出荷場
 
東大阪に有る「ハーベストコーポレーション」。

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本社ビルには本格的なジムスペースも、、、
酸素マシーンもありました。
羨ましい限りです。
 
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こちらが髭(ひげ)社長。
ひげの無い髭社長。
非常に魅力的な方でした。


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打ち合わせは
依頼させて頂いたバッグのセカンドサンプル修正、、、
理想のアイテムに仕上げるべく、細かな所まで調整を依頼。
入念な打ち合わせが行われます。
 
 
その後はお決まりのお昼ごはん。
やっぱ、大阪のお昼と言えば、おこのみです。
関西人は、私も含めてお好み焼きをおこのみと言いますね。

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美味しすぎです。
やばいです。
おこのみと社長の会話にひきこまれつつ
 
最後にハーベストコーポレーションの自家工場、
「カスタム大阪」の取材をさせて頂きました。
今回バックの縫製をお願いした工場です。

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こちら左側の方がカスタム大阪所長の竹内様とハーベストの皆さん。
雰囲気の有る方ばかりです。
カスタム大阪はカバン工場として、40年ほどの歴史がある工場です。
 
ハーベストコーポレーションとは20年来のお付き合いも有り、
2015年7月からハーベストの傘下として再スタート。
現在、、5名の職人の方がいらっしゃいます。

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薄手用ミシン、厚手用ミシン、腕ミシンが有り、
ハーベストコーポレーションのトップブランド、ハーベストレーベルの生産を中心に行なっておられます。
 
国内生産の状況として職人の高齢化が進み、
バッグ産地としては豊岡に残っているものの
大規模生産は分業をベースに中国への移転が進んでいます。

国内工場では、二次加工や異素材使いなどの、日本でしか出来ない工程を
小ロットで生産されているそうです。
素材背景もそうですが、日本のものつくりは後継者不足が大きな課題だと改めて実感しました。
 
ハーベストコーポレーションの皆様
お忙しい中、時間を作って頂き
ありがとうございました。
 
 

以上、
尾州(ウール生地、ジャージ)、小松(合繊)、出雲(綿)、大阪(バッグ)などの
日本の産地にフォーカスした雑誌Begin別注企画の裏側をご紹介しました。
 
又、ブログではご紹介できませんでしたが、実は別注スーツ・コート・バッグに合う
ドレスシャツとシューズも作ってしまいました!
もちろん、MADE IN JAPAN!(シャツは生地のみ)
 



長くなりましたがバイヤーズブログ、如何でしたでしょうか?
 
私は今回の雑誌Begin別注企画の取材を通し、
改めて国内背景でのものつくりを深堀してみて、
規模縮小、後継者不足やキャパシティ減少の深刻さを再認識しました。
しかし、そのような現状でも、産地内での分業や、
唯一無二の技術だったり、世界が認める開発力だったり、、、
産地自体も研鑽と活性化を繰り返し、進化していると改めて認識出来ました。
 
やはり、これからは合理化と並行し、クリエイティビティが必要なのでは無いかなと。。。
取材を終えて、新鮮な刺激を頂いた気がします。
 
今回のBeginコラボ企画、
自信を持っておすすめ出来る内容ですので、是非お手にとってご覧下さい!

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「今後も、更に良いものを皆さんへお届け出来る様、
国内外問わず奔走したいと思いますので
よろしくお願いします」
 
ザ・スーツカンパニー メンズバイヤーの藤長でした。

CATEGORY: 雑貨 雑誌掲載 

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2016 19 NOV
こんにちは
ザ・スーツカンパニーメンズバイヤーの藤長です。
 
3日目の今日は・・・

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私とカメラマンのみ、伊丹空港から飛行機で移動します。
Begin編集部の皆さんとザ・スーツカンパニーの他のメンバーは東京から、、、

プロペラ機は初めてでびっくり。
やはり、小さい飛行機は怖いですね。
しかし、飛んでしまうと意外に安定していました。
 
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出雲空港着!本日はここからスタート。
 
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早速、本日一軒目の取材先、
「ダイワボウプログレス株式会社出雲工場」を訪ねました。

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右手がダイワボウプログレス株式会社出雲工場の西尾課長、
左手がダイワボウノイ株式会社の満永課長。
今回、依頼させて頂いたVENTILEコットンのお話を頂きます。
 
ダイワボウプログレス出雲工場は
大正9年に出雲整織として創業した工場。
打ち合わせさせて頂いた社屋も
歴史ある建物で、昭和22年に昭和天皇が行幸されたそうです。
 
 
VENTILEとは、英国の軍服や幌が発祥で
ダイワボウでは、厳選した超長綿を使用し、
40/2-140/2の綿糸で平織り、オックス、綾(2/1 2/2 3/1)組織で、
カバーファクター48.5以上(1インチ間の経糸打ち込み本数)の
綿100%素材を基準としています。
 
イギリスで開発された素材ですが、
日本で独自の進化を遂げ、オリジナリティあふれる素材として
国内外で認知されています。
本国のものは重厚ですが、日本のものは軽くてソフトなものになっているとの事。

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工場内部へ

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経糸整経


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筬(おさ)通し


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ここには、
経糸の打ち込みをアップするノウハウが。

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エアージェット機
 
次に、
出雲地区には関連工場も有ると言う事で
こちらも見学させて頂きました。
ダイワボウグループの紡績会社
「ダイワボウスピンテック株式会社出雲工場」です。

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工場内は帽子着用です。

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カーディング(繊維をそろえる)

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ドラフティング(粗紡)

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スピニング(紡績)

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スチームをあて、撚りを安定させて完成


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こちら右手の方が今城社長。
やはり、熱く語られていました。
 
こちらの工場は、
多品種小ロットへ特化した工場だそうです。
ポリプロピレンの紡績では、日本で唯一との事。
 
 
 

それでは、
中味の濃い取材が終了、
ホテルへ帰り、早速夕食へ。

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今日の夕食は
ズバリ
のどぐろ日本海さん!!
錦織選手で有名になったのどぐろですが、
こちらは地元なだけに、お安く食べられます。

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ネーミングが良いですよね。
そのままです。(笑)
 
 
ダイワボウ様に紹介して頂いたこのお店、
岩牡蠣、のどぐろ、、、
リーズナブルで美味しく、
コストパフォーマンスが最高でした。

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皆さん、満足顔。。。
 
あっ、そうそう、
日が暮れる前に、出雲大社へもお参りしました。

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Beginコラボ成功祈願!
雑誌も服も売れます様に。
 
それでは、
明日最終の取材先
東大阪へ向けて、ゆっくりと休みます。
 
では、、、

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2016 18 NOV
こんにちは。
ザ・スーツカンパニーメンズバイヤーの藤長です。
                
名残り惜しい尾州を後にし
長時間電車に揺られて来た先は

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石川県の小松駅。
 
小松と言えば、ジャイアンツや大リーグのヤンキースで活躍した松井選手、
国民栄誉賞も受賞されたレジェンドです。
建設機械で世界的な企業も有りますよね。
 
そして何より、忘れてならないのは
ファッション業界で世界的に有名な「小松精練株式会社」
 
今回は、
ヨーロッパで超有名な、小松精練の素材を使って、コートを企画しました。
 
ゆっくり休んで
さあ、朝からエンジン全開です。

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アーカイブルームが入った
こちらの社屋、
 
古い社屋を炭素繊維(カーボンファイバー)で補強した社屋のリノベーションは
東京オリンピックスタジアムをデザインされた隈研吾氏の手によるもの。
インパクトが有って、非常に美しい。

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天井にも布が敷き詰められ、、、
異次元の世界へ入った様

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 カーボンファイバーを内側からみたところ
 
そして屋上からは、美しい日本海が、、、

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小松製錬では、工場から排出される汚泥を使い、
保水力と透水性、凍結抑制効果の高いブロックを開発、屋上などにも使用されていました。
これらのブロックや、耐震補強用カーボンファイバーも全て、
小松製錬から商品として市販されています。

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ファッションラボラトリーやアーカイブルームは分かりやすく、
アーティスティックなもの、素晴らしい。

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布を散りばめた部屋。
 
取材は、池田社長自らお話を頂きました。
 
昭和18年、シルクの精錬(のりを落とす)会社が集合し設立。
昭和50年代の高度成長期に合繊の委託加工で急成長したが、
その後人件費などの高騰で苦戦します。
委託加工の限界を感じ、自主企画販売をスタートさせました。

新しい方向性として
糸や織りの開発では無く、加工に特化することで
どこにも無いもの作りを目指したのです。
そして『繊維は成長産業』をキーワードに、ファッションラボラトリーを創設しました。
 
2002年にはKOMTSUのブランド化を目指し、新ロゴ作成、
毎シーズンフランスパリで行われる、世界的な素材の展示会プルミエルヴィジョンへ出展しています。
 
現在、ヨーロッパでは、10年越しのベンチマークであったイタリアのLIMONTA社と業務提携、有名素材メーカーとも恒久的な取引を行われています。
また、環境問題にも積極的に取り組まれており、
炭素繊維を使った耐震補強材や排水汚泥を利用したブロックだけで無く、溶剤や水を使わないテキスタイルへも挑戦されています。
 
池田社長のオーラに圧倒され
写真を撮り忘れてしまいました、
すみません。(汗)
 
今回のBeginコラボで依頼したのは
LIMONTA社で織り上げたナイロン素材を小松精錬で染色、加工した生地。
やはり、LIMONTA社の素材は低速織機で織られている様で、張り感が違います。

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こちらが、今回お願いしたSNB(スナバック)加工の機械。
他の設備はシークレットなので、こちらだけ公開させていただきます。
真ん中の小さい穴から生地を引っ張り出し、縦シワを付ける機械です。

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完成した生地はこんな感じ。

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こちらは小松精練が開発した「モナリザ」というインクジェットプリントの技法。
このグリーンすべて「モナリザ」で仕上げています。
 
そしてこちら。

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見たこと有りますよね。
日本の有名デザイナーがデザインした、
シワ加工の服。
 
他にも、
ポリエステル100%の製品染めなど、
様々な先駆的な技術を開発しています。
 
別注のコートに使用した素材と製品も、大変手の込んだもの。
是非店頭で仕上がったアイテムをお手に取っていただけたらと思います。
会社の雰囲気、ファッションや環境に対する企業姿勢、
編集部の方々同様に感銘を受けました。

池田社長、
小松精練の皆様
お時間を作って頂き、ありがとうございました。
 
そろそろ、
帰りの飛行機が間に合いませんので
この辺りで、、、

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2016 17 NOV
こんにちは。
ザ・スーツカンパニー メンズバイヤーの藤長です。

本日より、前回10月にスタートした特別企画のバイヤーズブログ、続編がスタートとなります。
もうお気付きの方も多いでしょうか?
 

そうです。

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10月にお届けしました、尾州の藍染技術を盛り込んだスーツや別注ジャージー素材を使用したセットアップに引き続き、ザ・スーツカンパニーと雑誌『Begin(ビギン)』が共同開発で作り上げたコートとコーディネートアイテムが解禁となったからなのです!


本日初めてバイヤーズブログをご覧いただいた皆様も是非、第一回からチェックしてみて下さい。(第一回の記事はこちらから!)
 
先月に引き続き、雑誌『Begin1月号』ではコラボレーション商品をたっぷりご紹介しております。お見逃しなく!

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CATEGORY: コート 雑貨  雑誌掲載 

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2016 20 OCT
こんにちは。メンズバイヤーの藤長です。
 
取材二日目、
本日も前回に引き続き、尾州地区の取材を致します。
 
この日お伺いしたのは、「宮田毛織株式会社」
尾州地区最大手ニットメーカーです。
若い方が大変多く、企画に力を入れておられるのが分かりました。
地域一番の売り上げを誇る企業は、やはり活気がすごい!
 
宮田毛織は、
昭和39年に丸編機を初めて導入してから
徐々に増大していき、
今では142台の丸編機を持っておられるそうです。
シングルニットをメインに、一般的にローゲージと言われる8ゲージから16ゲージ、
ミドルゲージと言われる18から24ゲージ、ハイゲージと言われる26から40ゲージまでを網羅しています。
 
ゲージ毎に針の大きさもこんなに違います。

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こちらが、今回お願いしたニット素材を20ゲージの編機で編んでいるところ。
左手の方がニット企画室室長の佐竹様
丸編みニットの生き字引的な方です。
 
1588年にウイリアム・リーが靴下を編む編機を発明し、
それを基本に進化したこと、針の機能や編の仕組みなど、
細かくレクチャー頂きました。

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宮田毛織では、
一般的に下着やTシャツなどカットソーを主とする丸編機を使い、
スーツやジャケットパンツなどにも使える様に、
素材の開発を日々研鑽されて来ました。
 
需要としては
ミドルゲージで、高級車のシート素材、
ハイゲージでは女性用下着や、湿布用の生地などが多いとのこと。
 
一言でニットと言っても、
横編みや丸編があり、新潟や山形などではセーターを作る横編みが主流。

横編みでは、島精機のホールガーメントの様に
セーターの型になって出てくるものなど、
用途の違いによって編機も進化しているんですね。

今では、日本のニットは世界最高水準と認知されています。
業界では一般的に、「横編みをニット」、「丸編みをジャージ」と呼ぶのが慣習となっています。
ちなみにホールガーメントの原理は、軍手の編機を元に進化したとか。
 
宮田毛織の皆さま、ありがとうございます。
 
 
では、
尾州最後の食事と言うことで、、、

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やっぱり、ひつまぶし

なまずやさん

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美味し過ぎて
皆、全く喋らず、、、
食に集中すると、無口になるものなのですね。(笑)
 
ホント、美味しかったです。
ご馳走様でした。


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名残り惜しいのはやまやまですが、夕方から次の取材先へ移動します。
 
日本各所を巡る今回のバイヤーズブログ、まだまだ続きますが、
次回は11月中旬までしばしお休みです。

果たしてその意図は・・・?

また来月、お会いしましょう。お楽しみに!

CATEGORY: スーツ ジャケット&パンツ  雑誌掲載 

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2016 19 OCT
こんにちは。
メンズバイヤーの藤長です。
 
次の取材先は
ウール糸をインディゴの様な見え方に染め上げる染工場です。
 
「森保染色株式会社」
こちらでは先ほどの枷では無く、チーズ状に糸をボビンへ巻きつけて
直接染料へ漬け込む染色方法(チーズ染色)をメインにされています。
染色用の釜も、1kgから600kgまでのロット対応できるものを持っておられます。
 
今回お願いしたのは、ウール染色で技術的に難しい、
糸染でトップに近いムラ感を出す「メニック染」と言うもの。

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こちらがチーズ巻の状態
大きな染色釜で一気に染め上げます。
通常、ウールの染色には均染(きんせん)剤と言う、
染ムラを防止する薬剤を入れますが、
メニック染は均染剤の代わりに特殊な薬剤を入れて、
逆に染ムラを出す染色方法だそうです。
 
カラー合わせのデータもバッチリです。

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まるで実験室の様
 
染料の調合作業

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まさに職人技

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こちらが早川社長(左から3人目)
取材中、取材後も色々とレクチャー頂き
本当にありがとうございました。


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こちらがアーカイブルーム
持ち込んだサンプルも容易に再現出来るシステムを持っておられます。
日本の技術力って凄いですね。
 
長時間の取材ありがとうございました。
 
そして、本日最後の訪問先、「冨文毛織株式会社」へ向かいます。
 
冨文毛織では、先ほどのメニックを施した糸を用い、
梳毛ウール生地を織り上げて頂きます。

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こちらが先ほどのメニック染めされた糸
これを使って織り上げます。
 

歴史の有る社屋

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のこぎり状の屋根は採光を考えてのもの。
歴史を感じさせます。

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こちらが、経糸を整経(せいけい)した状態。

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差し通しを経て、高速織機で織り上げます。
こちらでは、プロジェクタイル織機をメインに使っておられます。

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今回依頼した素材がまさに作られていました。

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 こちら、検反作業中。
織りキズや飛び込み、柄の歪みなどの最終チェック。
最後は職人の目が頼りです。
 
思い通りの仕上がりか、ドキドキしながら見守りました。
日も暮れて初日の取材も終了。
冨文毛織様、ありがとうございました!

では、、、
しばし、今日の反省会と明日の作戦会議に入ります。(笑)

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明日も引き続き、尾州地区のニット素材メーカーを取材します。
 
お楽しみに、、、

CATEGORY: 指定なし

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2016 18 OCT
こんにちは。メンズバイヤーの藤長です。
 本日から取材の様子をご紹介していきます。
 
 
まずはスーツの素材にどう藍の世界観を表現すれば良いか。
その課題を解決すべく、ウールの織物産地「尾州」へ向かいました。

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久々の岐阜羽島駅。
尾州とは、愛知県一宮市を中心にしたウール織物産地のこと。
尾張地区の異称でもあります。
精紡、撚糸、染色、毛織、整理加工を全て産地内で行なっています。
まさに地域分業の産地です。
 
昔は良く素材作りに来たものですが、最近はご無沙汰です。
編集部の皆さんも初めての方がほとんど。

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駅自体も余り変わっていませんね。
改札口に有る喫茶店もそのまま。
 
 早速お伺いしたのは「一陽染工株式会社」
こちらでは、綿や麻関係の枷(かせ)染を中心にした染工場です。

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打ち合わせ中の新木社長(右から2人目)と私達。
染色について熱く語って頂きました。
 
今回新木社長には、スーツ素材(ウールフランネル)に使用する綿糸のインディゴ染(スパイストップ)をお願いしました。
 
こちらの会社が開発した「スパイストップ」とは枷(かせ)で染めた中白(なかしろ)染のカラーインディゴ。
デニムの様なムラ感有る見え方の染ですが、どんな色でも再現可能で小ロットにも対応、
色落ちしにくい染色方法だそうです。
ヨーロッパの超有名メゾンの仕事もかなりされているとか。

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この染色釜で一気に染め上げます。

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こちらが枷の染め上がり
 
素晴らしい技術。
ヨーロッパで認められるのも頷けます。
世界に真似の出来ない、日本の誇るべき技術を目の当たりにしました。
 
社長のあつ~いお話の後、
次の取材先へ向かいます。
 
ありがとうございました。
 
と思いきや、
腹が減っては取材?が出来ぬ、、、(笑)
と言うことで
お昼御飯へ
 
尾州と言えば、やっぱり味噌煮込みうどんですよね。
地元で最も歴史の有るお店へ連れて行ってもらいました。

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太田屋さん
非常に歴史の有るお店だそうです。
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田舎風の太麺と
素朴な味。
非常に美味しかったです。
満足、、、
 
お腹も満たされたところで、今度こそ次の取材先へ向かいます。

CATEGORY: スーツ 雑誌掲載 

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2016 17 OCT
みなさん、こんにちは。
ザ・スーツカンパニー メンズバイヤーの藤長(フジナガ)です。
本日より特別企画のバイヤーズブログをスタートします。

今回、ザ・スーツカンパニーと雑誌『Begin(ビギン)』は
共同開発で、世界が認める日本の伝統技術と最新技術を駆使した
スーツとセットアップを作り上げました。

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今まではイタリア・イギリスと、ヨーロッパの背景を使って来たこのコラボレーション企画。
 
実は昨年のコラボ企画後、打ち上げの席にて、Begin編集部の皆さんと
 
「日本には物作りのディープな世界が未だ残っていて、特化した産業や産地も多数残っている。次回のテーマは日本に回帰するのも面白いかも」
、、、、と盛り上がった事をきっかけに、
 
今回は、「日本」をテーマに編集部とのミーティングがスタートしました。
 

日本を象徴する様な色とは?素材とは?など、色んな意見が出た中、
一つの方向性として、日本人に根付いた色、「藍」が出て来ました。
 
カラーとしての「藍」をいかにビジネスウェアへ落とし込み
クロスオーバーさせるか、考えに考えて、
色落ちしにくい綿のインディゴ染「スパイストップ」と
ウール染の技法「メニック染」にたどり着きました。
 
そうと決まれば、行動あるのみ。


次回、Begin編集部の皆さんとザ・スーツカンパニーのメンバーの取材の
模様をご紹介致します。
 

また、雑誌『Begin12月号』では
生地の豆知識など、知って得するスーツの知識と共に、今回のコラボレーション商品を紹介しています。

絶賛発売中ですのでお見逃しなく!

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CATEGORY: スーツ 雑誌掲載 

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2015 20 NOV

みなさん、こんにちは。
メンズバイヤーの藤長です。

今回でいよいよ、特別企画のバイヤーズブログも終了です…。
最後まで是非楽しんで下さい!

さて、「前回で取材はもう終わったのでは?」と思った方も多いはず。

いやいや!これほど美しい街に来たのですから、最後の最後まで吸収して帰りますよ!!

というわけで、本日はロンドン市内を少しご紹介します。


◆ACE Hotel
遊び感覚があって、ハイセンスなホテル。
様々なジャンルで活躍するクリエーターが関わっているそうです。
今は、この様なライフスタイル提案が流行ですね。

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◆ショーディッチ近辺
センスの良い、雑貨店などが点在していました。
まるで、代官山のよう…。

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◆J.Crew
日本でライセンス生産していた頃のイメージとは違い、
こだわりのあるスタイリッシュな品揃えでした。
かっこいい…。

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◆Grenson
本格英国靴の老舗ですが、最近はカントリーなどの
カジュアルラインに力を入れているようです。

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◆Oliver Spencer
POTERとのコラボBagなどもありました。

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以下、おまけです。(笑)
ザ・スーツカンパニーのメンズプレス担当は、
リサーチ中も注目を浴びていました!さすが、我らがファッションリーダーです!

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ハーイぱちり☆


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Barbourにて…試着…
ちょっと大きい?(笑)


最終日はソーホーのオイスター・バーへ。

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金曜のソーホーはいろんな人々で?ごった返していました。

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オシャレな空間と料理を堪能。大満足でした。

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多くの収穫を手に、大満足で帰国しました!!
ちょっと疲れた顔をしていますが(笑)、充実感でいっぱいでした。




さて、全九回にわたってお届けしたバイヤーズブログ、
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
楽しんで頂けましたでしょうか?

今回のコラボ企画を通して、長い歴史の中で培われた技術や
職人の熱意の継承が、現在の素晴らしい織物産業を支えている様子を
実際に肌で感じることが出来ました。


私自身、英国へは何度も行ったことがあり、自分なりによく知っているつもりでしたが、
今回の企画を通して、現地(牧場や工場)取材へ赴く事で
たくさんの気づきがありました。

まず、イングランド北西部の凍えるような気候の中での生活にとって、
ツイードはオシャレである以前に、生きていくためのギアであると言う事。
それゆえに、愚直に昔ながらの製法を守りつつ試行錯誤を繰り返し、
その地で継承されている事実。

これらの事から、ヨーロッパの有名メゾンをはじめ世界中のブランド、
そして世界中の人々に、MOON社をはじめとする英国産の生地が
愛され続けている理由を改めて深く理解する事が出来ました。

取材を通して、英国素材の真髄を知りBegin編集部の皆さんと
ザ・スーツカンパニーが共に作り上げたこの企画。

自信を持って販売致しますので、ぜひ実際に店頭でコラボレーション商品を
お手に取ってご覧いただければと思います!!

皆さまのご来店を心よりお待ち致しております!

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2015 19 NOV

みなさん、こんにちは。
メンズバイヤーの藤長です。

本日は英国内最大手の生地整理工場、
『WT Johnson&Sons社』をご紹介します。

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WT Johnson&Sons社は、1910年創業のハダースフィールドにあるフィニッシャー。
英国最大手のテキスタイル・フィニッシュ専業会社で、
既に織られた生地を整理加工し、完成させる作業を担っています。

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扱う素材はウール(カシミヤ、獣毛など含む)、シルク、リネンなどの天然素材。
元々、水の豊かな場所で清涼な気候が企業の条件に合っていたそうです。

整理加工工程を経る事で、加工前のカサカサだった生地が完成します。
特別なノウハウを駆使しながら各ブランドに合った素材感を生み出す、
ブランドの顔を作る、大変重要な使命を担っているとも言えます。

基本の工程は、

スカーリング(洗い)

ドライング(乾燥)

クロッピング(クリアカット…風合いを出す加工)

バッチ・ディケイティング(生地の最終セット)

が中心となりますが、厳密に言えば15もの工程があります!!

生地そのものを染める事も可能ですが、ハダースフィールド内での素材は
殆どが先染め(糸染め)素材になりますので、設備も最小限のものでした。

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WT Johnson&Sons社では、エコへの取り組みや新しい機械と設備投入、
スタッフのトレーニングなどを継続的に行っているのだそうです。

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こんなところにも歴史を垣間見るポイントが!

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こちらは洗い用機械ですが、なんと!!100年以上前から使用しており、しかも現役!!
溶剤も100年前から同じものを使用していると言う事でした。

それぞれに特化したスキルを駆使し、
クライアントの要望に合った仕上げを施していました。
ちなみに、加工の一例がこちら。

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この自然な風合いで、この撥水効果!!お見事!!


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更に、この耳付生地(生地端にメーカー名が入っています)は高級素材の証ですね。

HFW社も最大の信頼を置き、オンラインで情報共有しつつ、
全てのフィニッシングの作業をWT Jhonson&Sons社へ依頼しています。

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少し小さいですが、右の写真が社長です。
WT Johnson&Sons社の社長は、とにかく熱い!!(笑)
イギリスの松岡修造さんと言っても過言では無いほどでした。
色々とご説明頂き、ありがとうございました。

その情熱が、英国生地のフィニッシングを担っているかと思うと、
納得だな~と、しみじみ感じてしまいました…。


見学がひと段落つくころには、すっかり日も暮れてしまい、
さて、本日の夕食は…。

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『Punjab』というレストランで、インド料理を頂きました。
Londonnで一番の味。(笑)とても美味しかった…。
遅い夕食でしたが、会話もなく15分で完食。
Begin編集部の金森編集長もご満悦でした♡

次回はついに最終回です!
お楽しみに!!

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