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2017 17 NOV
こんにちは。
ザ・スーツカンパニー メンズバイヤーの藤長です。
本日はコラボ先の2社目、
PIACENZA(ピアチェンツァ)社へ向かいます。


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こちらがPIACENZA社の外観。
場所はウールの産地、ヴィエラ地区に位置します。
囲が無く、環境へ配慮した建物は素晴らしいの一言。
周りに溶け込んでますよね。
 
 
それでは
PIACENZA社の簡単なご紹介を。。
 
繊維関係メーカーでは世界最古と言われる歴史有る会社で、
1623年代にピエトロ・フランチェスコ・ピアチェンツァが毛織物商として創業、
1700年代にビエッレーゼ地区のポッローレ村パロアール地区で生地の生産活動を開始。
1800年代にはブルチナ公園に工場を建設。1900年代初頭にカシミヤ素材へ着手、
1970年代に現在の場所へ移転しました。
 
アザミ(CALDO)をモチーフとした紋章は
1867年のパリ万博にて、エルメスの創業者、ティエリ・エルメスが直々に修正したもの。
ファミリー企業として、14代目となる歴史有る由緒正しい会社です。
 

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こちらがその紋章。
 
事業内容は高級ウール素材と製品事業。
メンズ、レディス向け素材に加え、ウェアやアクセサリー関係など。
最近では、アパレル事業にも力を入れています。
 
現在もファミリー企業として、
13代目カルロ社長(ヴィエラ工業会会長を兼務)以下、
PIACENZAファミリーの御子息達を中心に運営されています。


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左手が長男でブランドマネージャーのバジリィ氏、
右手が次男で素材買付け及び生産部門責任者のエットレ氏。
2人共、若いのに非常にしっかりとされてます。


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PIACENZAの歴史をレクチャー頂き、続いて工場取材へと入ります。



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こちらが原毛のストックルーム。


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原毛については厳選し、
全て一度このストックルームへ入れて成分分析(繊維の細さや質、カラー)を行なった後、
外注先へ紡績依頼します。
 
成分分析は大学の研究機関へ依頼、
開発した様々な糸のレシピは、
外注先へも詳細を伝えないトップシークレットと位置付けているそうです。
(外注先はヴィエラ地区5km圏内)


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こちらが原毛のブレンドルーム。
PIACENZAの心臓部とも言える所です。
カシミヤ、メリノウール、キャメル、モヘアなど、
世界各国から厳選したものを仕入れています。



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こちらは糸染め工程。
染色は二階のサンプルルームでカラーを調合し、オートメーションにて染色されます。



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原毛は12-24マイクロンを使い、バラエティ豊かな素材を提供しています。
PIACENZA社は、環境への配慮から
ヴィエラ地区では最も早く、排水浄化へ取り組み、排水の40%を再利用しているとの事。


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こちらが紋章のモチーフにもなっている“アザミ”を使った起毛工程。
アザミはスペイン製を使用。

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使用後はこんな感じになります。
 
フレームへのアザミのセッティングは2時間かけて行い、稼働48時間が限界らしいです。
閑散期の為、アザミを使ったナチュラルブラッシング加工機は稼働していませんでしたが、我々の為に動かして頂きました。
 
今回コラボ企画でお願いしている素材は、
1/14×1/14のカシミヤ10%混ビーバー素材。
 
オーストラリア羊毛の17.5マイクロン、
Super120'sを使用し、
緯糸には内モンゴル産カシミヤをブレンドした高級素材です。
アザミを使ったナチュラルブラッシング加工も施していますが、
生地上がり後に起毛し、
水に濡らし24時間かけて熟成させる、、
この工程を2回行っている為
素晴らしい風合いと高級感が出るんですね。

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次に訪れたのは、ライブラリー。
過去の資料を集めた部屋。

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ライブラリーに隣接した企画室。
過去の資料などをクリエーションに活用、新しいデザインを行なっています。
 
PIACENZA社では、W100%から30%までのブレンドで素材を開発。
原毛は12から21マイクロンまでを使った紡毛と梳毛素材を生産しています。
ヴィエラ地区の95%がメンズ素材を生産している現状の中、
PIACENZA社は、近年レディス素材を強化。
超高級素材メーカーで有りながら、
常に新しい素材をマーケットへ向け開発して行く姿勢、非常に感服しました。
 
次回は、
工場取材に引き続き、代々の住居で、
PIACENZA社の歴史が詰まったミュージアムへ、昼食を兼ねて訪問させて頂きます。
 
それでは。

CATEGORY: コート 雑誌掲載 

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