SUIT SQUAREヨドバシAkiba店

2025 15 Feb

【オーダースーツ 秋葉原】ハンドメイドとは?

機械仕立てのオーダーメイドスーツは優等生の既製服。
ハンドメイドはそれを超える更なる高みの存在。


皆様、御機嫌よう。本日もお疲れ様でございます。
ヨドバシAkiba ブログ広報担当 日本化粧品検定二級所持 檜垣です。

スーツにおけるハンドメイド縫製をご存知でしょうか。


スーツをひとつ仕立てる製作工程において、280や480の工程、またはそれ以上の工程があるといわれています。(これらの違いは製造する工場・ブランドに寄ります)


それらの工程の内、8割以上が人による手作業であれば
"これはハンドメイドスーツである"といえるのです。

例えば
肩の縫製(ショルダーライン)や、ラペルのステッチ。
特にラペルのステッチは手縫いである場合多くが"ハンドステッチ"と呼ばれます。


また裏地の縫い付けであったり、ボタンホールやボタンの縫い付けなども手作業で行われるのです!


製作工場では作業ごとにスタッフが割り充てられることが多く、例えばボタンつけの作業員の方では親指が強く沿っている事も有るそうです。
まさに達人の領域ですね。

また完全に全ての工程を手作業にて行うオールハンドメイドスーツも存在しますが極めて高価である上、企業としての利益が出しにくく現代では閉業しているところもあります。

既製服におけるハンドメイド仕立ても十分に魅力的ですが、オーダーメイドにおけるハンドメイドはまさに魅惑の領域です。

当店でもハンドメイドスーツをラインナップしており、オーダースーツにおいてもハンドメイドを選択可能です。

スーツには毛芯と呼ばれる骨組みがあります。馬毛などを素材とするものでラペル後ろから胸を通り、ジャケットの下まで通っています。

昨今ではコスト面からハーフ毛芯と呼ばれる胸のところまでが多いのですが、その場合"スーツの一番重い部分"がラペル後ろ部分から肩となり、肩こりの原因や窮屈感の原因などにもなります。

ハンドメイド縫製ではフル毛芯仕様となり、そういった部分が解消されます。前後のバランスが整い、着ていて軽いスーツが実現するのです。
また芯があることにより、スーツ独自の滑らかなラインが整い、より美しく映ります。


冒頭にも触れた通り、機械仕立てのオーダーメイドも悪くありません。
寧ろそれを超える既製服は世に無い、最高のフィッティングを実現したスーツであると言えるでしょう。
ですが手縫い仕立てはそれをさらに超えます。

着用者にアジャストされたサイジングの下、動作に対して常に大きく許容の幅を残し、既存の仕立てでは想像できなかったウェアリングを実現するのです。

同じ型紙、サイズであってもハンドメイドの違いを体感していただけると思います。


ぜひ店頭でお試しください。

それではまた次のブログでお会いしましょう。

皆様のご来店お待ちしております