皆様、スーツの保管はどうされていますか？

スーツは洋服といえども決して安くないお買い物です。

長持ちさせるためにも保管・着用方法に一手間加えるだけで寿命がうんと伸びます。

本日はそんなスーツの基本をお話しいたします。

▽着用における注意

・週に1度の着用

スーツは普通のお洋服と異なり、立体的に且つ体型を良く見せるためにたくさんのパーツで構成されています。

それはさながら車のよう。

表地と裏地の間に副資材(芯地や土台)や綿を詰めているためクリーニングに出し過ぎてしまったり、汗などの湿気を吸いすぎると中のパーツがへたってきてしまい、保形に支障が出ます。

週休6日の贅沢な出勤となりますが、10年以上働いてもらうには少しだけ甘やかしてあげましょう。

理想は夏用・冬用で5着ずつ(週5スーツ着用の場合)です。

・クリーニング

臭いや汚れが気になりクリーニングを出される方もいるかと思いますが、上でもご説明した通り様々なパーツと複雑な縫製で構成されるスーツは頻繁にクリーニングに出してしまうとかえって持ちが悪くなってしまいます。

また、生地の風合いも毛羽立ってしまったり、硬くなってしまったりしますので、1シーズンに1回(オールシーズンのスーツなら何に2回)を心がけましょう。

臭いが気になる場合は消臭剤をかけ、固まった汗や汚れには染み抜きやブラッシングで対応すると清潔に保てます。

・通気性の確保

日陰の比較的通気性の良い環境で保管することが大切です。

クローゼットも締切ではなく、適度に開くことで換気をしましょう。

私はクローゼットではなく部屋にバーを置き、そこで保管しています。

また、通気性を確保すれば害虫も付きづらく埃も付着しづらくなります。

・木製のハンガーに掛ける

人体に対して立体的にフィットする構造のスーツを、椅子の背もたれなど人体に沿わない形状のものに掛けてしまうと肩周りの保形が崩れ、美しくなくなってしまいます。

また、ハンガーも薄いものやプラスチック製だと型崩れにつながったり着用していた際の湿気を吸い取ってくれないため表地が浮いてくる(ハプリング)ことがございます。

肩の厚い、湿気を吸い取ってくれる木製のハンガーが理想です。

私もスーツ1着1着に利用しています。

プラスチック製と比べると値は張りますが、10万円以上する良いスーツを長く着用するための投資と考えれば安いものです。

▽item

そして弊社ではそんな木製ハンガーとして最も優秀な"ナカタハンガー様"監修の元、皆様がご注文される最高の1着を長く美しく保つためのハンガーを作成しました。

パンツを掛ける部分は他社製品よりも太く、ベロア出てきているため艶やかな生地であってもずれ落ちません。

また、挟むタイプでもないため跡残りもせず着用したい時にすぐ着れます。

そして保護カバー。

こちらは揮発性の低く、安全性の高い薬剤を用いた国産の防虫カバーとなっております。

上記の薬剤を生地に直接練り込み、防虫のみならず悪臭を分解、通気性も非常に良いためカバーをつけたままでもカビてしまうことがありません。

出し入れが簡単で中身も透けて見える仕様でありながら厚手の生地のため安心してお品物をお包みできます。

最後にスーツの服地に絡まった埃や乾燥した粉末状の汗を掻き出すブラシ。

取手はビーチ、つまりブナを用いたものとなっており手馴染みが良く、高級感もあり、さらに軽い作りとなっています。

ブラシ部分はハリのある馬毛を用い、チリやホコリのみならず繊維同士の絡まりを解き、繊維に空気を含ませることで状態も良くしてくれます。

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※お値引き品は対象外です。

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